
ワンダーエッグ・プライオリティ
第5話 笛を吹く少女
【あらすじ】
エッグをきっかけに出会い、友情を深めていくアイ・ねいる・リカ・桃恵の4人。
日々戦いに臨む4人の中でも、ねいるは人一倍多くの戦いに身を投じ、様々な思いを抱えた少女たちと出会ってきた。
物事を冷静に、論理的にとらえてしまうため、彼女たちの思いをうまく理解できずにいたねいる。
ある日、ねいるはリカ・桃恵と共にアイの家に遊びに行くことになるのだが……。
(公式サイトより)
第5話感想

メインキャラが出揃った今回は、皆で友情を育む賑やかなエピソード。
それと同時に、これまで焦点が当たっていなかったねいるに焦点が当たるエピソードでもありました。

今回リカが言っていた「自分の命を危険にさらしてまで生き返られる必要は無いんじゃないか?」という問いかけですが、正直、そういう「過去よりも未来に目を向けよう」的な結末になる可能性も予想していたんですよね。
でも今回でそれを否定してきたと。
つまり、本作の結末はそういったベタなオチではないという事ですな。
どうやって話をまとめるのか、ますます楽しみになってきました。
はたして、ワンエグはどういったメッセージ性を最後に示してくれるのか。
それはそうと、リカがそこに至るまで心の動きは少々急ピッチだと思う。
その違和感を「女は感情で動く」という性的特徴で片付けるのはいかがなものか。
作品としての一貫性はあるのかもしれないが、極端な描写の理由付けを性差で片付けてしまうのは、差別的だと捉えられてしまう可能性もあるのでは?

あと、小糸ちゃんと先生の関係について、これまでは先生が何かやったんじゃないかと考えていましたけど、今回の話を見た感じだとその可能性は薄くなった気がしますね。
アイに対して「辞退したら?」と言った小糸ちゃんの顔は、計算高い”女”の顔に見える・・・。
彼女は自分が先生の絵のモデルになりたいがために、アイがモデルを辞退するように誘導していますよね?
アイが自分に自信を持てていないって事を、彼女は当然分かっているわけで。
沢木先生がいまも先生をやっているという事は、絵はおそらく落選したのでしょう。
小糸ちゃんは落選した際に沢木先生から何か言われたか、もしくは拒絶されたか・・・。
これまで小糸ちゃんは描写がほとんどなかったために、見ている側としては「純粋な被害者」という風に捉えていましたけど、今回の描写を素直に受け止めるなら、そういうわけでもなさそうかな。
まだ確かなことは分かりませんけど、性差を一つのテーマとして扱っている作品ですから、「思春期の女性は年上の男性に幻想を抱く」という特徴も、シナリオに盛り込んでいそうな気はする。
なんにしても、ネタ晴らしが楽しみです。
そして次回のタイトルは「パンチドランク・デー」。
華やかになってきたワンエグですが、ここで落としにかかるのかな?
評価:★★★★★★★☆☆☆(7点)
↓前回の感想↓
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みんなの感想まとめ

情に絆されて諦めるのちょっと早くない?せめて一回くらい4人で戦ってからだな。ねいるにあの言動をとらせるための展開の趣がある。女の子は何から何まで衝動的ってのは作中の主張としては一貫してるかもしれん。#ワンエグ #ワンダーエッグ・プライオリティ
— ヴェスパー8 (@vespereight) February 9, 2021
5話
— メガメガネ (@XymAzkBQrn27MJB) February 9, 2021
ねいるのいろんな表情が見れた。過去が中々にエグい。同じ「誰も知らない冒険」の秘密を共有し、友達になった4人。なのにラストでねいるが1人でたたずんでいたのは本当に悲しかった😭
今後どうなるのか楽しみだけど怖い
ねいるには笑ってて欲しいね くすぐられた時みたいに#ワンエグ
登場人物同士の信頼と心に温かさが見え始めてきた様な気がした回でした。
— 夕陽かえで (@yasaka_kaede) February 9, 2021
台詞のリアリティも凄いし、風景の作画も人物の作画も非常にクオリティの高いものでした。
次回もどの伏線が回収されるのか楽しみです!#ワンエグ
#ワンエグ 5話
— 伊藤つくし (@itoutsukushi) February 9, 2021
アイねいるリカ桃恵の4人の個性が際立つ演技と演出。リカがエッグへの挑戦をやめようと言うのは、せっかく出来た4人の仲間との生活に楽しさ感じ守りたかったからだろう。言い出しっぺがリカなのが、らしくて良い。
結局ねいるだけでなく流されてエッグを買う4人。ハードボイルドは続く。
#ワンエグ
— 探求者Y.M. (@bfTRa7ukYuFikXg) February 9, 2021
「私があなたの度肝を抜いてあげる」
ねいる先輩マジパネェ。
戦闘は銃撃系でとても好みだった。舞台もよく知る場所(聖地)でテンション上がりました!
ねいるがエッグ🥚を買い戦う理由。自己満足がなのは確かだが、彼女が戦う理由には、彼女等の想いを知りたいという真意があるのでは?

#ワンダーエッグ・プライオリティ#ワンエグ 5話
— HIDE@アニメとイラスト垢はフォロバ (@HHH_HIDE) February 9, 2021
ねいるはスナイパーだったのか、「私が度肝を抜いてあげる」は痺れました。
桃恵は沢木先生の姪でしたか、沢木はアイじゃなくて母親目当てで会いに来ているのでは?
友情を深める4人に癒される回と思いきや、ねいるの過去は壮絶でした、油断ならないね pic.twitter.com/TVVpXgYmgK
第5話
— 蒼真(そうま)@蒼き朱夏人 (@somarin310) February 9, 2021
後半の展開に急に驚いて
入り込んでた。
確かにリカの言ってることも
間違ってないよね。
なんで自らの命をかけてまで
やる必要があるのか、
きっと去っていった子達にも
理由が一人一人きっとあるんだろう。。
彼女達がその理由を知った時
一体どうなるのか。今後も楽しみ#ワンエグ
リカちゃんの「悪役やってあげてんじゃん」という叫び、これが彼女の在り方なんだなと感じた。チエミちゃんの時も自分に貢ぐ為に万引きをするのを止めさせたくて、敢えて突き放す様な事を言っていたし。リカちゃんは大切な人を守る為に自分を悪者にする方法を取ってしまうのね。 #ワンエグ #WEP_anime
— 緋彗 (@hisui_SKOHC) February 9, 2021
#ワンエグ 5話
— 伊藤つくし (@itoutsukushi) February 9, 2021
ねいる回。自殺したエッグ少女と打ち解ける事無く敵を倒し続ける。不可思議な自殺少女の不安定な心情は一見、非ロジカル。しかし、敵を倒す過程で自殺少女の弱みを知り理解する。背中の傷は神がねいるに与えし試練か。作家が乙女から殺人犯まで様々な人間を描くのに似てる。
第5話。重くなる程美しくなる脚本だな
— 井田ともき@アニメ (@LGE_IDA777_A) February 9, 2021
ねいるの抜くは両方の意味がありそうだなwオシャレな言葉回しだった。老いて醜くなる前に命を絶つ…分からなくもないが、皆んな通る道だからね〜。女子達の喧嘩もリアルっぽい掛け合いだよな。なんの為にエッグを割るのか、謎はまだ多い #ワンエグ #WEP_anime pic.twitter.com/0mqSel6WFP

それぞれの思いの丈を語る女子会の中で最後まで口を開かなかったねいるの傷と、細やかな手の仕草や口の動きと鮮烈なカット繋ぎによって繊細かつ緊張感に張り詰めたムードにあふれた映像が彼女の孤独感を浮き彫りにする、またこれまでとベクトルの違う素晴らしい表現が見られた回だった #ワンエグ
— なしれい🐳🌈 (@74O) February 9, 2021
ここまで露骨に来ると、先生にはミスリードで驚かす方向性を期待してしまう。むしろ群がる女達の方に問題があるとか…小糸ちゃんは既にそんな感じ。
— ラヴェル (@opus_avantra) February 9, 2021
戦闘シーンはありがちになりやすいので今後も上手く工夫してほしい(今回は場面転換が見事で今までと比べて悪くなかった)#WEP#ワンエグ pic.twitter.com/Jel4jGf2Ap
#ワンダーエッグ・プライオリティ 5話。ここに来て気づいたことは、このアニメは表と裏の二面性が重要であるということ。色々な箇所に見て取れる。いやぁしかし思春期ってのはまさに表裏混沌としていていいね。 #ワンエグ
— ほるすと / ちょめ (@gustavholst4) February 9, 2021
ワンダーエッグ・プライオリティ第5話リアタイしたがアイの家に遊びにきたねいる、リカ、桃恵家でおしゃべりしたり、出かけてボーリングやゲームで遊んだりしてエッグを買えと言われり来週はどうなって行くか楽しみですね。#ワンエグ pic.twitter.com/zlf3bW7mRC
— ぽてチノ 冬アニメは推し検討中 Studyには💯で感謝 (@HCz1v) February 9, 2021
『ワンダーエッグ・プライオリティ』 5話
— 蕩 (@t_r_d_r_) February 9, 2021
“思春期の火花”
ねいるの背景が明確になりつつあるが、妹が刺した動機とは。視聴者と目的が重なる展開へ。
小糸ちゃんの本心を考慮せず、興味本位で真実に向かうアイの自己満足。
反論しても、救いたい相手への”想い”がリカに負けた事実は残る。#ワンエグ pic.twitter.com/nKbKTd1CHa

#ワンエグ 背景を単純化し人物を際立たせたエドワール・マネの「笛を吹く少年」
— あまおと (@Amaoto1205) February 9, 2021
クールな性格で内面を打ち明けなかったねいるを
心の奥底の不安に無理矢理蓋をした笛を吹く少年と重ね合わせ、これまで見えてこなかった過去と言う背景がじわりじわりと浮き出てくるような。
そんな比喩的なお話でした。
#ワンエグ 第5回 感想
— uneasy (@uneasy_anime) February 9, 2021
アイたちは自殺した子を生き返らせるために戦っているが、自殺した本人は生き返りたいと思っていないかもしれない。自らの罪を償ったり、自殺の真相を知ることは自己満足に過ぎないが、それでも戦い続ける意志が見えた。ここで一度、戦う理由が整理できたのは良かった。
#ワンダーエッグ・プライオリティ 5話感想
— さつき△🇦🇶Re:make (@Resatsuki0) February 9, 2021
“何故○なないの”
生の執着と死への誘惑。
今が楽しくなる程前者が強くなる。
罪悪感と責任感。
死者の声を聞けない限り”自分の為”に卵を割ることになるが望んだ死から救うことが救いになるの?
その”行動”の善悪は最後に…..。#WEP_anime #ワンエグ pic.twitter.com/i4P4L3hy77
#ワンダーエッグ・プライオリティ 5話
— ありうま (@MomoMwamZ) February 9, 2021
4人が友達になる、即ち痛みを共有できる今の状況。各々が持つ責任に対するリカの意見は自然。共感できる。それぞれが問い直しを図る中、ねいるは自己の救済のため迷いなし。だがその姿には危うさがあり、4人を誘導するアカ、裏アカの闇も相まって不穏。#ワンエグ pic.twitter.com/AkfBxcZALt
#ワンエグ 背景を単純化し人物を際立たせたエドワール・マネの「笛を吹く少年」
— あまおと (@Amaoto1205) February 9, 2021
クールな性格で内面を打ち明けなかったねいるを
心の奥底の不安に無理矢理蓋をした笛を吹く少年と重ね合わせ、これまで見えてこなかった過去と言う背景がじわりじわりと浮き出てくるような。
そんな比喩的なお話でした。
ご訪問ありがとうございます。管理人のあふさです。このページでは、これまでに「あふさの館」で公開したアニメレビューをまとめています。並びは五十音順です。また、これまでに視聴したアニメに関しても、ランキング形式の一[…]