
GREAT PRETENDER
#14
【あらすじ】
「男は悲しい生き物だね」
贋作「ロンドンの雪」が完成する。その出来映えに驚くエダマメ。そして舞台は古城のオークション会場へ…。ローランの仕切りで始まった偽オークションは「ロンドンの雪」の登場でクライマックスを迎える。コールマンとシンシアの因縁の対決…!果たして、名画の行方はどちらの手に…!?
(公式サイトより)
第14話感想
とりあえず、、、ファラに被害が無くて良かったなと💦
さすがにファラに偽物を高額で落札させたら後味が悪いですから。
結局コールマン一人が破滅したという結果になったわけですが、個人的にはこれまでで一番爽快感があったかもしれません。
これまでのパターンだと、ターゲットと枝村達の間にこれといった因縁は存在しませんでしたが、今回は一応シンシアの復讐という側面もありましたからね。

そして、シンシアとトーマスの関係性にしっかりと決着がついたのも好印象。
純粋なハッピーエンドとは言えないかもしれませんが、お互い吹っ切れたわけですし、めでたしめでたしではあるでしょう。
ここに関してはよりを戻すという方向性もあり得ましたし、それを期待した人もいたと思いますが、ちょっとそれはロマンスに走りすぎだと思うので。
止まっていた時間が動き出しても、元の二人には戻れない。
そういうものだと思います。

最後には、実はローランが全て仕組んでいたことも明らかになり、グレプリらしさも発揮した決着でしたね。
CASE3までの総評

さて、今回でCASE1からCASE3まで終わったわけですが、今のところ目立った問題点も感じられず、ネトフリという事もあってか作画も安心して見ていられます。
そのため、世間的な評価が低くなることはおそらく無いでしょう。
ただ、私個人としてはそこまで高評価というわけでもなかったりします。
その理由ですが、このアニメって詐欺を題材にしているのも関わらず、見ていてあまり緊張感が無いんですよね。
CASE1の時は一応そういったスリルを感じることも出来ましたが、2と3の展開からはほとんど感じられません。
ノリが軽いんだよなー。

また、詐欺が成功した際のカタルシスがあまりないというのも個人的にはマイナスです。
これはターゲットにどこか憎めない部分があるというのもありますが、主人公達はただ詐欺をしているだけで、そこに動機などの共感できる要素があまり無いというのが大きい。
例えば漫画「クロサギ」であれば、詐欺によって家族を失った少年が、詐欺師をだます詐欺師になると明確なストーリーがあります。
しかし本作は、詐欺をすること自体が目的化している節があり、
いくら悪人相手といってもどうなの?って思ってしまう自分がいます。
ターゲットがとんでもない極悪人とかならそれで良いかもですが、本作のような小悪党レベルの方々だと爽快感を感じづらいです。
ただまあ、そもそもジャンルがサスペンスではなくエンターテイメントアクションなわけなので、そこにケチをつけても「そういうアニメじゃねーんだよ!」って言われちゃいそうですが(笑)。
なので、そういう所が駄目というより、単純に趣味に合わないのかなと思っています。
私はあまりコメディっぽい作風って好きじゃないので。
あとは、騙される気持ちよさが少し薄れてきてるというのも気になるかな。。
CASE1では枝村がローラン達の計画を共有していなかったため、枝村視点で物語を追っていた視聴者もローラン達に盛大に騙されるというトリッキーな構成になっていました。
しかしCASE2からはお互いが協力しているため、細かい部分で色々あっても最初のインパクトが凄かった分見劣りしてしまいます。
話の展開的に仕方ないとはいえちょっと残念かなと感じています。

さて、次回から最終章であるCASE4へと突入するわけですが、CASE4はこれまでで一番の長編かつ、いよいよローランへと焦点が当たるエピソードです。
CASE4も出来が本作の評価を決定するといっても過言ではないと思うので、これまでで一番のものを見せて欲しいところですね。
みんなの感想まとめ
放送が終了次第、追記予定です。

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