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レビュー : 東京喰種 トーキョーグール【感想・評価】

2014年7月から、2014年9月にかけて放送されたTVアニメ、
「東京喰種 トーキョーグール」のレビューです。

【あらすじ】

「ようこそ― ヒトとヒト喰いの『死』が交錯する悲劇の世界へ。」

「この世界は間違っている――」

東京に潜む『絶望』。
それは、人々に『死』以上の恐怖を与える怪人――“喰種”(グール)。
彼らはヒトに紛れ、ヒトを狩り、その死肉を喰らう。
食物連鎖の頂点に君臨する“喰種”に怯えながら、人間たちはこの『間違った世界』を生きていた。
読書好きの大学生・カネキは、行きつけの喫茶店「あんていく」にて、リゼという少女に出会う。年齢や境遇、読書の趣味も同じという事で、急接近する二人だが……
僕は小説の主人公でも何でもない… だけど…もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすれば ――それはきっと、“悲劇”だ
『赫子』と呼ばれる捕食器官を用いて人間を襲い、その殺傷能力の高さから「化け物」と恐れられる“喰種”だが、彼らが生きる方法は、ヒトを喰う以外に存在しない。
カネキは、この歪んだ世界に疑問と葛藤を抱きながら、逃れようのない負の連鎖に巻き込まれていく。

公式サイトより)

評価 58

【良い点】

ビジュアル

キャラデザとか雰囲気とか、
作品全体としてのビジュアルは好みでした。
作画もカットとしてみれば悪くなかったです。

期待を持てる雰囲気はあったと思う。

戦闘シーンも安定感はありませんでしたが、
エピソードによっては、良かった時もあったと思います。

音楽

OPに使われた“TK from 凛として時雨”による”「unravel」は、
非常に人気が出て、東京喰種を象徴する1曲になりましたし、
私自身も好きです。

映像も良かったと思います。

厨二っぽい歌詞は好みが分かれそうだが、作品に合っているし、個人的には好き。

また、BGMも中々レベルが高く、演出として効果的だったと思います。

世界観


喰種となった主人公は喰種たちと協力して、生きていくことになります。

人を喰らう喰種が存在する世界で、
主人公を喰種側に配置する舞台設定は、なかなか興味深かったです。


【悪い点】

全体的に内容が薄い

原作7巻分を全12話に詰め込んだ結果、
全体的に内容の薄いダイジェストアニメになってしまっています。

何話かは、見応えのある内容のエピソードもありましたが、
アッサリと終ってしまうものがほとんどで、
シリアスな設定を、面白さにほとんど反映できていなかったように思います。

原作1巻分を1話でやったら、薄味になるのも当然。

特に、月島が登場する4話は酷かったです。
月島は人気キャラなので、なおさら勿体なかったと思います

終わり方

原作7巻分を1クールに上手く収めるのは、無理があると思います。
実際、最初から最後までずっと尺がカツカツというのが見て取れました。
なので最後は、割り切ったやり方だったと言えなくもないです。

良かったのはインパクトがあることだけ。

ただ、完全に途中で終わったというのは、
2期をやることが前提としてあったのだとしても、ひとつの作品として評価できないです。

ああいった終わり方になるなら、
原作のエピソードをカットして一部のキャラをリストラしたり、後1話増やして全13話でやったりと、なにかしらやり様があったと思います。

ヒナミのエピソードで終わっていれば、完成度は高かったと思う。

個人的には、そもそもとして、
ヒナミのエピソードで1期終了くらいの尺配分で、アニメ化の企画をすべきだったと思っています。

戦闘シーンが迫力に欠ける

良く動いてはいましたが、あまり迫力は無かったように思います。

悪くはないが、特別良くもない感じ。

映像としてあまり奥行きが無かったですし、エフェクトもいまひとつだったように感じました。

PV詐欺

放送が始まる前にPVを見た際は、作画のクオリティの高さに期待が高まりましたが、PVの映像はほとんどアニメで使われることは無く、イメージ映像でしかありませんでした。

実際の作画は、公式のPVより数ランク落ちるレベルで、
PV詐欺だったのが、非常に残念です。


【総評】


ただの販促アニメなので、原作をおススメする。

原作の内容を無理やり1クールに押し込んだ結果、
ただの薄いダイジェストになったという、よくあるアニメの一つ。

話が進むにつれて駆け足になっていくという感じではなく、
最初から最後までバランスよく薄味で、全体的に物足りなさを感じました。
1番の長所は、OPです。

また、ラストは完全に途中で放り投げていて、
やっていたエピソードの結末を描いていないのはもちろん、戦いの決着すらつかずに終わっています。

2期があるとはいえ、
ひとつに作品として、さすがに酷い終わり方だと感じます。

アニメ最終回の日に、原作も突然終了した事を考えると、
本作は原作の販促及び話題作りのための作品でしかなく、
アニメとしての質はどうでも良かったのかなという印象を受けます。

ただ、原作が突然終了したことも、アニメの放送が無ければあれ程話題にはならなかったと思いますし、
話題作りのツールとしては、非常に優秀な作品であったことは認めざるを得ません。

事実、原作はアニメ効果でかなり売れましたし、
あのラストと、原作の終了の話題が重なれば、続きが気になって原作を読む人も沢山いるでしょう。

そういう意味では、アニメ化は成功だったのかもしれません。

ちなみに2期である√Aに関しては、1期以上に酷いクオリティでした。
そのため、アニメを見るくらいなら、原作を読んだ方が有意義だと思います。
アニメを見た後に原作も読みましたが、原作は中々面白いです。



TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』公式サイト
https://www.marv.jp/special/tokyoghoul/first/