2019年11月15日ブログオープン!

レビュー : ケイオスドラゴン 赤竜戦役【感想・評価】(ネタバレ配慮)

2015年7月から2015年9月にかけて放送されたTVアニメ、
「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」のレビューです。

※未視聴の方への配慮として、致命的なネタバレは避けて書いています。


概要



【あらすじ】

「僕は決めたんだ どの友達を殺して、何を守るべきなのか」

ドナティアと黄爛――。
覇権をかけて争うふたつの超大国の、冷戦によって引き裂かれた世界。
その睨み合いの只中で、独立を失った島国ニル・カムイ。
島の守護神たる赤の竜の異変をめぐって結成された混成調査隊のメンバーに、
この島の運命は委ねられた!

ケイオスドラゴンの世界
世界を分かつのは、冷戦状態にあるふたつの大国
一度は世界を征しながらも、いまでは衰退しつつある軍事国家・ドナティア帝国。
もう一方は、かつては遅れをとったが、いまや旭日の極みにある黄蘭国。
その中間地点には、世界の覇権をめぐって相争う大国の間で翻弄され続けてきた島国――
ニル・カムイが存在した。

公式サイトより)


評価 47

ケイオスドラゴン 赤竜戦役
~友達という名のリリース要員~

全てが上辺だけ
インパクトだけで見所に乏しい1作


本作はTRPGであるレッドドラゴンを原作としたメディアミックス企画、「ケイオスドラゴンプロジェクト」のひとつとして放送されたアニメです。
原作に関する知識は一切ありません。

「僕は決めたんだ どの友達を殺して、何を守るべきなのか」

このキャッチコピーからも分かるように、基本的にはかなり残酷なストーリーが展開される本作。
しかしキャラの掘り下げが不足しているため感情移入が難しく、そうした重い設定を上手く活かせていなかったという印象が強いです。

この記事ではそう知った点に触れつつ、「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」というアニメをレビューしていきます。


良い点

【ストーリー・構成】
ある程度の体裁は保った


はっきり言って、このアニメは第一印象はかなり悪かったですし、全体的なストーリーとして出来も褒められたものではありません。

ただ、最後は割と上手く纏めたと思います。
締め方に関しては好印象でした。


【作画】
作画は平均以上


特別作画が優れているというほどではないですが、平均以上のクオリティではあったと思います。
無駄に残酷なシーンが多く、見ていて気分の良いものではありませんでしたが。


気になった点

【ストーリー・キャラ】
気分が悪くなるストーリー


キャッチコピーにもあるように、この作品は友達を殺して、その対価として主人公が力を得るという作品です。

要は友達=リリース要員であって、まさにゲーム原作のアニメって感じですね。

力を得るためには友達を殺さなくてはいけないという設定上、当然物語は悲劇となるわけですが、本作に登場する友達キャラは総じて掘り下げ不足なため、誰一人として愛着を持てないというのが大きな問題だったと思います。

愛着が持てない以上、そのキャラが退場したところで感動なんかできませんし、むしろ死の安売りという薄っぺらさが気になってしまいました。

残酷なストーリーを演出しているだけで本質的な部分を描けておらず、ただ身近な人がどんどん死んでいくだけの、気分が悪くなるお話としか思えなかったです。



【構成】
底の浅い設定


本作の舞台は超大国に挟まれた島国で、主人公はそこの王子です。
この設定だけ見ると、結構面白そうな内容に思えます。

しかし実際は、それぞれの勢力の思惑や、勢力ごと対立を表面的にしか描けていないため、かなり底の浅い世界観になっています。

そのため一応最後はハッピーエンドとなりはしましたけど、“多くの障害を乗り越えた末にたどり着いた結末”というような感覚を抱けず、心に響くものがありませんでした。



総評



第一印象からして全く良くなかったですが、残念ながらその印象は最後まで改善されることはありませんでした。

あらゆるの面で掘り下げが不足していて、上辺だけしか描けていません。
にもかかわらずストーリーが陰鬱だから、ただ気分が悪くなるだけという残念なアニメです。

これでキャラが魅力的であれば多少は褒められる部分はありますが、そこもペラッペラですからねぇ・・・。

とにかく見所の乏しいアニメだったと思います。
最後の締め方は悪くなかったので視聴後に若干評価は上がりましたけど、それでも駄作の域は出ないという印象です。




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